ゲラ期に入りました。ジュラ紀に入ったわけではありませんよ。氷河期でも。昨年の暮れから今年に入って書いた原稿の、そのゲラ(校正刷り)が…続きを読む
<ちいさな回顧展>#5「 UCLAゼミの板書」公開!
20年の執筆活動の記憶/記録をとどめる思い出深い品々をご紹介。第5回は、2017年にアメリカの大学で行なった授業の様子が垣間見える(?)板書写真です。フルカワセンセイの教授ぶりや如何に・・・。
http://furukawahideo.com/kaikoten/
<古川日出男からのお便り>第48回更新
考えてみると足かけ3年めです。何が? と問われるでしょうが、連載中の小説『木木木木木木 おおきな森』が、です…続きを読む
<古川日出男からのお便り>第47回更新
虚脱しています。どうして僕は虚脱しているのか? 脱稿したからです。予定枚数ほぼピッタリ、原稿枚数100枚ほどの巨篇、の評論がきっちり上がりました…続きを読む
1/7発売「群像」2月号に小説『おおきな森』連載第14回を掲載
文芸誌「群像」にて2017年12月よりスタートした連載小説。歴史と文学の深い森の探査に挑む超大作、2年目に突入して絶賛加速中!
「群像」HP:http://gunzo.kodansha.co.jp
発売日:2019年1月7日(月)
出版社:講談社
http://gunzo.kodansha.co.jp
1/7連載開始「日本経済新聞」にエッセイ掲載
夕刊《くらしナビ》欄の日替わりコラム「プロムナード」にて、毎週月曜日(※祝日を除く)の執筆を担当します。
日本経済新聞HP:https://www.nikkei.com/culture/promenade/?n_cid=ds_under_title
掲載日:2019年1月〜6月の月曜日(※祝日を除く)
新聞社:日本経済新聞社
https://www.nikkei.com/culture/promenade/?n_cid=ds_under_title
<古川日出男からのお便り>第46回更新
新年おめでとうございます。皆さんは満腹になったり、ゴロゴロしたりしましたか? 僕は三が日で40枚超の原稿を書き…続きを読む
<古川日出男からのお便り>第45回更新 ※増量
とても短い長いお便り第9回。さあ、作品集『とても短い長い歳月(THE PORTABLE FURUKAWA)』刊行を機に無謀な増量モードに突入したお便りシリーズもついに最終回です…続きを読む
【1月1日放送】NHKラジオ第1「高橋源一郎の『平成文学論』」にゲスト出演!
新たな時代の幕開けとなる2019年元旦に、高橋源一郎さんと文学について語り合います。http://www.nhk.or.jp/radiosp/heiseibungaku/
※番組放送終了後、NHKネットラジオ「らじる☆らじる」の聴き逃しサービスもご利用いただけますYO!
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/
放送日:2019年1月1日(火・祝)10:05〜11:50
放送局:NHKラジオ第1
出演:高橋源一郎 平野啓一郎 赤坂真理 古川日出男
http://www.nhk.or.jp/radiosp/heiseibungaku/
【特別公開】イタリアの雑誌に掲載された《プレイリスト》
イタリアの雑誌 THE PASSENGER(11/22発売号)の依頼で選曲した「1960年代以降の日本のロック/ポップ・ミュージック 12曲」を公開します! 極めて個人的なリストになりました。
<プレイリスト>
- お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。/遠藤ミチロウ(1984年)
- レプリカント・ウォーク/フリクション(1988年)
- 鉄風、鋭くなって/ナンバーガール(2003年)
- Strobolights/スーパーカー(2001年)
- 犬と猫/中村一義(1997年)
- ゆらゆら帝国で考え中/ゆらゆら帝国(2001年)
- 東京/くるり(1997年)
- 新世紀のラブソング/アジアン・カンフー・ジェネレーション(2010年)
- 氷の世界/井上陽水(1973年)
- 知識を得て、心を開き、自転車に乗れ!/ニューエスト・モデル(1991年)
- phase 3/THA BLUE HERB(2007年)
- サラウンド/クラムボン(2001年)
<コメント> 私は、いったいどのような「日本のポップ・ミュージック」が、代表的なものとしてイタリアで認識されているのかを知らない。ただ、おそらくこのプレイリストに挙げた楽曲、アーティストは、ほとんど「重要視されていない」のではないか、とは直感する。なぜならば、革新者とはほぼ常に「マス(大衆)に貢献しない者たち」だからだ。彼らは、マスを拒絶して、個に奉仕する。日本の、それぞれの時代時代の個(いま生きている「僕」や「君」)に、魂に刻まれるものを届けた。もちろん例外はある。このプレイリストのうち、井上陽水は日本のポップ・ミュージック界の神々の一人と言っていいし(すなわち「超」の付く成功者だ)、アジアン・カンフー・ジェネレーションこそは現在進行形の日本のロック・ミュージック界を牽引しつづけている(彼らの模倣者たるバンドの数は、数え切れない)。しかし、それらと対等に、他のミュージシャンが、グループが存在する。あるいは存在した(もう解散してしまった)。彼らに共通することは、彼らは日本のリスナーという「『個』の、心の中の風景」を変えたということだ。そうした風景変革者こそが真の革新者なのだ。
*また、これに加えて「1960年代末以降の日本の素晴らしい小説、映画、アルバム(ポップ/ロック)」をひとつずつ挙げています。
- 小説:『千年の愉楽』中上健次(1982年)
- 映画:『台風クラブ』相米慎二(1985年)
- アルバム:『ユニバーサル・インベーダー』ニューエスト・モデル(1992年)
THE PASSENGER Giappone :https://thepassenger.iperborea.com/titoli/giappone/