【1月1日放送】NHKラジオ第1「高橋源一郎の『平成文学論』」にゲスト出演!

新たな時代の幕開けとなる2019年元旦に、高橋源一郎さんと文学について語り合います。http://www.nhk.or.jp/radiosp/heiseibungaku/

※番組放送終了後、NHKネットラジオ「らじる☆らじる」の聴き逃しサービスもご利用いただけますYO!
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/

放送日:2019年1月1日(火・祝)10:05〜11:50
放送局:NHKラジオ第1
出演:高橋源一郎 平野啓一郎 赤坂真理 古川日出男
http://www.nhk.or.jp/radiosp/heiseibungaku/

【特別公開】イタリアの雑誌に掲載された《プレイリスト》

イタリアの雑誌 THE PASSENGER(11/22発売号)の依頼で選曲した「1960年代以降の日本のロック/ポップ・ミュージック 12曲」を公開します! 極めて個人的なリストになりました。

<プレイリスト>

  • お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。/遠藤ミチロウ(1984年)
  • レプリカント・ウォーク/フリクション(1988年)
  • 鉄風、鋭くなって/ナンバーガール(2003年)
  • Strobolights/スーパーカー(2001年)
  • 犬と猫/中村一義(1997年)
  • ゆらゆら帝国で考え中/ゆらゆら帝国(2001年)
  • 東京/くるり(1997年)
  • 新世紀のラブソング/アジアン・カンフー・ジェネレーション(2010年)
  • 氷の世界/井上陽水(1973年)
  • 知識を得て、心を開き、自転車に乗れ!/ニューエスト・モデル(1991年)
  • phase 3/THA BLUE HERB(2007年)
  • サラウンド/クラムボン(2001年)
<コメント>
 私は、いったいどのような「日本のポップ・ミュージック」が、代表的なものとしてイタリアで認識されているのかを知らない。ただ、おそらくこのプレイリストに挙げた楽曲、アーティストは、ほとんど「重要視されていない」のではないか、とは直感する。なぜならば、革新者とはほぼ常に「マス(大衆)に貢献しない者たち」だからだ。彼らは、マスを拒絶して、個に奉仕する。日本の、それぞれの時代時代の個(いま生きている「僕」や「君」)に、魂に刻まれるものを届けた。もちろん例外はある。このプレイリストのうち、井上陽水は日本のポップ・ミュージック界の神々の一人と言っていいし(すなわち「超」の付く成功者だ)、アジアン・カンフー・ジェネレーションこそは現在進行形の日本のロック・ミュージック界を牽引しつづけている(彼らの模倣者たるバンドの数は、数え切れない)。しかし、それらと対等に、他のミュージシャンが、グループが存在する。あるいは存在した(もう解散してしまった)。彼らに共通することは、彼らは日本のリスナーという「『個』の、心の中の風景」を変えたということだ。そうした風景変革者こそが真の革新者なのだ。

*また、これに加えて「1960年代末以降の日本の素晴らしい小説、映画、アルバム(ポップ/ロック)」をひとつずつ挙げています。

  • 小説:『千年の愉楽』中上健次(1982年)
  • 映画:『台風クラブ』相米慎二(1985年)
  • アルバム:『ユニバーサル・インベーダー』ニューエスト・モデル(1992年)

THE PASSENGER Giappone :https://thepassenger.iperborea.com/titoli/giappone/

12/22発売「図書新聞」第3381号(2019年1月1日・新年特大号)に暁方ミセイさんとの対談「到達できない場所へ」掲載

2018年11月11日に本屋B&Bにて開催されたトークイベント:暁方ミセイ×古川日出男「宮沢賢治のさみしさ、宮沢賢治のしあわせについて」の対談が採録されました。
「図書新聞」HP:http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/index.php

発売日:2018年12月22日(土)
発行:武久出版

<特別寄稿「私的古川論」>第7回更新!

さまざまな形でご縁のある方々にそれぞれの角度から古川日出男を論じていただく贅沢企画。第7回は、劇団ロロを率いる劇作家・演出家の三浦直之さんです。古川の著作を出発点に生み出された物語、そして自身の記憶をリミックスした「極私的」な「作品」が届きました!
http://furukawahideo.com/furukawaron/

【公開】「ほぼ日の学校オンライン・クラス」シェイクスピア講座2018・第13回 古川日出男「平家物語と蜘蛛巣城とマクベス」

古典をテーマとする学校「ほぼ日の学校」の講義を編集映像や講義録で受講できる有料ウェブサービス「ほぼ日の学校オンライン・クラス」。記念すべき最初のシリーズ「シェイクスピア講座2018」の第13回として、古川日出男が2018年7月10日に行なった講義のもようがいよいよ公開されました。

本編(15分/120分+講義ノート)の視聴は会員登録が必要ですが、1分間の予告篇動画(無料)で様子を垣間見ることができます。ぜひお試しください!
「ほぼ日の学校オンライン・クラス」HP:https://gakkou.1101.com/online/class/shakespeare/13?l=m1

*こちらもぜひ!
学校長・河野通和さんの「ほぼ日の学校長だより」:https://www.1101.com/gakkou_ml/2018-07-12.html